第270回研究講演会開催報告


日時:成9年12月19日(金) 13:00 〜 14:30

場所:山形大学工学部 中示範C教室

演題:『図形としては簡単な"カオス"のメカニズム』

講演者:戸川 美郎 助教授 (東京理科大学理工学部)

講演要旨:
"カオス"はその言葉の意味からして複雑で混沌としたものでなければな らない。しかし、カオスの意味するものは「軌道の漸近的振る舞いが複 雑」ということであり、軌道の収束する先の図形(アトラクター)が複雑 である必要は必ずしもない。そこで、図形としては簡単だが、振る舞い としてはカオティックなモデルが構成できることを例を示して分かりや すく解説された。このようなモデルは、ある意味でカオスの特徴とされ るものを実現する最も単純な仕掛けとも考えられる

参加者数: 約25名

報告者:大友 照彦
山形大学工学部共通講座
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