平成22年度 情報処理学会東北支部研究講演会（第356回講演会）開催案内

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平成22年度 情報処理学会東北支部研究講演会（第356回講演会）開催案内

日時：　2010年11月12日（金）16：00〜17：30
場所：　弘前大学理工学部一号館10番講義室
講師：　藤  博幸
       (産業技術総合研究所　生命情報工学研究センター　副センター長)
演題：　タンパク質間相互作用解析のバイオインフォマティクス
概要：　

タンパク質は、生体を構成する主要な成分である。タンパク質は20種類のアミ
ノ酸がペプチド結合で連結されて構築されたひも状の分子であり、これが折れ
たたまって立体構造をとることで多様な機能を発揮する。生化学的機能と生
物学的機能に分けて考える必要がある。生化学的機能とは、触媒活性やリガン
ド結合能といったタンパク質そのものの属性であり、そのアミノ酸配列や立体
構造を用いて解析することができる、一方、生物学的機能とは、行動や記憶の
ような高次の生命現象におけるそのタンパク質の働きを示す、このような高次
の生命現象は一個のタンパク質によって制御されているわけではなく、複数の
タンパク質が相互作用することで、その集団の性質として生物学的機能が発揮
される。今回は、このタンパク質の相互作用をコンピュータを用いて解析する
手法の例として、我々の研究を二つ紹介する。第一の話題は、配列データと立
体構造データを利用した GPCR と呼ばれるタンパク質の複合体形成におけるイ
ン ターフェイスの予測について、第二の話題は共進化情報を利用したタンパク
質間相互作用のパートナー予測について、その手法について解説する。

問合せ先：〒036-8561　青森県弘前市文京町3番地
　　　　　弘前大学理工学研究科　斎藤稔
TEL:　　　0172-39-3656
E-mail: 　
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