SICE 東北支部主催セミナー

---機械システムの知能化とヒューマンインタフェー ス---

我々の生活は、多種多様な高度機械システムに囲まれています。そしてこれら の多くは、直接は一般の利用者に見えないような形をとっていて、利用者はイ ンタフェースを介して初めてこれらの機械システムと関りをもつことになりま す。したがって、機能を十分に発揮させるためにも、また事故や災害を未然に 防止するためにも、インタフェースの役割が本質的に重要な役割を持つことに なります。しかしインタフェースの問題は、機械と人間の双方の特性に密接な 関りを持っていて、機械システムの自動化や知能化などが急速に進みつつある 現代において、その解決が大きな課題となっています。

このような状況を受けて本セミナーでは、まず現場技術者の問題認識、設計技 術者側の新しい視点やそれがエラーの軽減やパフォーマンス向上にもたらす影 響などについて、最近のインタフェース開発の方向性と課題について紹介して いただきます。さらに大学や研究所において、この困難な課題の解決に有力な 技法の研究開発を推進しておられる立場の研究者の方々からも最新の話題を提 供していただきます。

講師は航空機の現役機長、最新のインタフェース開発担当者などいずれも豊富 な実績、経験を有するエキスパートがそろっています。この横断的かつ重要な 報告と討論の場に多くの皆様の参加を期待いたします。

主催:
計測自動制御学会東北支部
共催(予定):
化学工学会東北支部、人間工学会東北支部、日本原子力 学会東北支部、日本機械学会東北支部、情報処理学会東北支部

期日:
1997年11月6日(木)
会場:
東北大学工学部 青葉記念会館 4F大研修室 (401号室)
  
仙台市青葉区荒巻字青葉、TEL 022(217)7993
講義内容:
【総論】

9:30 〜 10:00
なぜ今インタフェースが大切か
東北大学工学研究科 北村 正晴君
【現場導入がなされている最先端技術】

10:00 〜 11:00
航空機の分野から
全日空運航本部先任機長 石橋 明 君
11:00 〜 12:00
近代化船の分野から
三菱重工長崎造船所造船設計部 松田 和生 君
12:00 〜 13:00
(昼休み)
13:00 〜 14:00
製造業の分野から
出光石油化学生産技術センター主任技師 花熊 克友 君
14:00 〜 15:00
原子力の分野から
東京電力原子力技術部副長 白川 智章 君
【近未来におけるインタフェース技術の展望】

15:15 〜 16:15
インタフェースエージェントとその応用
京都大学工学研究科 椹木 哲夫君
16:15 〜 17:15
拡張現実とその運転・保守支援への応用
日立製作所日立研究所 谷 正之君
17:15 〜 18:00
総合討論

募集人員:
100名 (定員になり次第締切らせていただきます。)
参加費:
会員 3,000円(資料代含)、非会員 5,000 円(資料代含)
   
賛助会員 3名まで1名毎1,000円(資料代)、超過 1名につき2,000円(資料代含)
   
学生 1,000円(資料代)
   
* 会員・賛助会員には共催学会も含みます。
懇親会:
講義に引き続き懇親会を予定しております。こちらにも是非 ご参加ください。
   
会員・非会員・賛助会員 5,000円、学生 3,000円
申込方法:
はがき、FAX、もしくは電子メールにて、「SICE東北支部セ ミナー 機械システムの知能化とヒューマンインタフェース参加申込」と 題記し、(1)氏名(ふりがな)、(2)勤務先の名称・所属部課名・所在地、(3)通 信先(住所・電話・FAX・E-mail)、(4)会員資格(会員の場合には会員番号)、 (5)懇親会の出欠をご記入の上お申込ください。なお参加費は、当日ご持参く ださい。
申込・問合せ先:
〒980--77 仙台市青葉区荒巻字青葉 (青葉山地区 機械系)
    
東北大学大学院情報科学研究科 高橋 隆行
    
TEL 022(217)7024、FAX 022(217)7023
    
Email taka@robotics.is.tohoku.ac.jp



計測自動制御学会東北支部
sice-tohoku@topic.ad.jp